このような疑問にお答えします。
- 英語は自主トレーニングが大事
- 英語力を高めるトレーニング【9つの方法を解説】
僕は、ワーホリでオーストラリアへ行き、2年間生活しました。英語はほぼ独学で、帰国後は英語教育にも携わっていました。
本記事では、英語のトレーニング方法を9つご紹介します。
※本記事の音声版です。
英語は自主トレーニングが大事
以前、下記のようなツイートをしました。
「英語は筋トレのようなもの」の理由
・体を使って鍛える
・伸び悩む時期がある
・習慣化されるまでしんどい
・効果が現れるのに時間がかかる
・続けないと効果がでない&衰える
・効果が出てくると急に自信がつく
・適切なアドバイス適切な負荷が大切
・習慣化されるとやらないとなんか気持ち悪くなる— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) March 8, 2020
上記のとおり、英語は筋力トレーニングのようなもの。
スポーツでも、自主トレでスキルが上げられるように、英語力も自主トレで上げることができます。
むしろ、自主トレがかなり大事です。
英語学習には時間がかかるから。
では、さっそく、英語のトレーニング方法をご紹介していきます。
英語力を高めるトレーニング【9つの方法を解説】
下記のとおりです。
- 音読
- 多聴・多読
- リテンション
- シャドーイング
- ディクテーション
- オーバーラッピング
- Summary&Comment
- スラッシュリーディング
- サイトトランスレーション
数が多いので、気になるものだけでもご覧ください。
順に解説します。
英語トレーニング法①音読
「音読=声に出して読む」こと。
英語力を高める王道のトレーニング方法です。
「同時通訳の神様」として知られる国弘正雄さんの著書にも、以下のようなことが書かれています。
英語をひたすら音読することによって、英語の語順どおりに意味をとっていくという思考パターンが脳の中に深く刻まれるのです。
引用:「国弘流英語の話しかた」
方法自体は簡単で、自分のレベルにあった英文を声に出して読んでいくだけ。
国語の授業とかでよくやっていた方法ですね。
注意点:基礎は必須
ここでの基礎とは、文法と発音です。
文法を理解していなければ、いくら音読をしても理解が深まらないからですし、発音がわからなければそもそも音読のしようがありませんよね。
しっかり基礎を磨きつつ、音読することをおすすめします。
オススメの教材をいくつかご紹介しておきます。
発音を学ぶのにおすすめ
基礎を学ぶのにおすすめ
- 総合英語Forest
- English Grammar in Use(←中学レベルの基礎がある方にオススメ)
音読におすすめ
- 英会話・ぜったい・音読 【入門編】(←先ほど紹介した国弘正雄さんの考えに基づき構成された教材)
下記の記事も参考にどうぞ。
>>参考:【偽りなし】英語のスピーキング力を伸ばす方法【練習あるのみ】
英語トレーニング法②多聴・多読
文字通り、たくさん聴いて、たくさん読むことです。
大量の英語のインプットですね。
教材は8割ほど理解できるものを選ぶ
理由は、挫折しやすいから。
というか、僕は多読はかなり苦手です。笑
なので、個人的には次のようにしていました。
- 文法学習→多読
- 海外ドラマ→多聴(多読)
文法書は洋書だったので、文法、単語を学びつつ、多読代わりにもなるので一石三鳥くらいでした。
>>参考:【英語初心者必見】Essential Grammar in Useの使い方
海外ドラマは、「フレンズ」というものを何回も繰り返し見ていました。
多読といっていいかわかりませんが、字幕を多読に代用。
英語トレーニング法③リテンション
英語の音声をある程度の長さまで聞き、その後すぐに声に出しリピート。
何も見ずに、お手本の音声と同じように繰り返す。
慣れてきたらリピート部分を長くしていく、という方法。
文法力、構文力が鍛えられます。
ポイント:英語を大きなかたまりでとらえる
「まずは要点。次は具体例だな」というように、音を丸暗記というより、文章の構造を追っていくイメージでおこなうととより効果的です。
英語トレーニング法④シャドーイング
英語の音声が聞こえたら、すぐ音声のマネをして影のように音を追っていく方法。
なにも見ないで練習するのが基本。ただ、はじめのうちは難しいので、スクリプトを見ながら少しずつ見る回数を減らすといいです。
お手本の音声とそっくりになるまで、何回も繰り返し練習することが大切。
シャドーイングのメリット
シャドーイングの効果は下記。
- 英語への反応のすばやさを鍛えられる
- 英語を口に出すことに抵抗がなくなる
- 英語を文頭から理解する力が鍛えられる
ちなみに、教材はアプリでもYouTubeでもなんでもOKです。
シンプルなものから始めるといいと思います。
>> 参考:英語アプリおすすめ15選【スキマ時間で英語力を底上げ】
英語トレーニング法⑤ディクテーション
英語の音声を聞き、書き取っていく方法です。
リスニングにおいて、自分の弱点を見つけるのに役立ちます。
シャドーイングやのちほど紹介するスラッシュリーディングなで、ある程度自分が一度学んだものを使うと効率的です。
ちなみに、ディクテーションにおすすめの無料サイトが下記です。参考までに。
>>英語・英会話 リスニングプラザ(無料サイト)
英語トレーニング法⑥オーバーラッピング
お手本の英語音声にかぶせるように発声し、ネイティブのリズムやアクセントの強弱、間の取り方を身につけます。
英文を見ながら、しっかり音声と重ねるようにします。
ポイント:状況をイメージして感情を込めること
ただ、音にかぶせるだけではなく、実際の会話など状況をイメージしながら行うことで、実践で生かせる話す力を養います。
英語トレーニング法⑦Summary&Comment
英語のスピーキング、ライティングのトレーニングとして効果的といわれ、英語中級者以上向けのトレーニングです。
英文を聞いたり、読んだりして、その内容を自分の言葉で簡単にまとめるというもの。
Summary=「要約」
たとえば、新聞を読みます。
そして、次のような流れで「Summary&Comment」をしていきます。
- 記事の大事なポイントをおさえる
- どう表現すれば読み手、聞き手にわかりやすいかを考える
- シンプルにまとめる
さらに、記事に対する自分の意見も付け加える。
こんな流れです。
より実践的な英語のトレーニングです。
オンライン英会話を生かした使い方もおすすめ
新聞だとなんか堅苦しく感じますが、もっと気楽に考えて、友達に今日あった出来事を伝えるようなイメージでいいと思います。
たとえば下記のような感じ。
オンライン英会話講師を先生としてではなく友達として考えるといいかなと思います。オンライン英会話で大切なのはレッスンに取り組む主体性なんですが、先生と思うと主体性ってなかなか持ちづらいのかなと。友達だと思えば今日あった面白かったことを話そうとか主体的に取り組みやすくなると思います。
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) October 8, 2019
出来事をシンプルにまとめて、相手にわかりやすく伝える、そして自分の意見も伝えるという練習方法なので、かなり実践力が身につくはずです。
英語トレーニング法⑧スラッシュリーディング
句や節で英文を分割するテクニックです。
効果は下記のとおり。
- わかりにくい単語や文法・語法があっても意味を推測しやすくなる
- むずかしい英文の読解において特に効果が高く、中級レベル(英検準2級、TOEIC450点程度)以上の学習者のトレ ーニングに向いている
- 複雑な文でも、返り読みをせずに、英語の語順のまま意味を取ることができる
TOEICのリーディングスコアを伸ばしたい方には、おすすめのトレーニング方法かもですね。
>>参考:伸び悩み解決!リーディング学習の重要性とオススメの英語学習動画サービス
英語トレーニング法⑨サイトトランスレーション
英文を、意味のまとまりごとに区切り、「前から順に」日本語に訳していく方法です。
略してサイトラともいわれています。もともと、通訳者向けのトレーニング方法だったもの。
サイトトランスレーションの効果
下記のとおり。
- 読解力の向上
- リーディング速度の向上
- リスニング力の向上
こちらも、TOEICリーディングスコアを伸ばしたい方には、おすすめのトレーニング方法ですね。
以上が、英語力を高めるの9つのトレーニング方法でした。
自主トレーニングできるものとは言いましたが、はじめから1人で取り組むのは不安というものもあるとは思うので、まずは取り組めそうなものから始めてみてください。
まとめ:英語のトレーニングは常に試行錯誤が必要
最後にまとめておきます。
- 音読
- 多聴・多読
- リテンション
- シャドーイング
- ディクテーション
- オーバーラッピング
- Summary&Comment
- スラッシュリーディング
- サイトトランスレーション
僕が取り入れてよかったなと思うトレーニングは下記です。
- 音読
- 多聴
- ディクテーション
基礎をしっかり固めて、音読をやり、息抜きに海外ドラマや映画を活用し、あとは実践で磨く、が僕は心地よく続きました。
英語学習は長い道のりなので、自分が楽しく続けられるものを探していってみてください。
英語でもスポーツでも、トレーニングをより効果的にするには常に試行錯誤することが肝心です。ぜひ、今回の英語のトレーニング方法を参考にしつつ英語力を磨いていってくださいね。
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