こんにちは、たくです。
僕はワーキングホリデーで2年間オーストラリアで過ごし、帰国後は英語教育4年ほど携わっていました。
ちなみに学生時代は「英語なんていらなくね?5文型とか関係代名詞とかどういうこと?ムリ」と思ってた側の人間です。
でも、学校の英語が苦手だっただけで、コミュニケーションのための英語はめちゃくちゃ楽しいじゃないか!と気づいたのもあったりで今は英会話学習のサポートしてます。
さて、先日下記のツイートをしました。
オーストラリアの空港スタッフ🇦🇺に、アメリカ人🇺🇸が声をかけられた時
🇦🇺:How are you going?
🇺🇸:By plane.
🇦🇺:I mean how are you?
🇺🇸:??
🇦🇺:No worries!!英語圏同士でさえこんな感じになるんだから、相手が理解してくれなかった時にとっさに言い換えられる能力は重要だよね、という友人の体験談。
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) April 6, 2020
オーストラリアの空港スタッフ🇦🇺に、アメリカ人🇺🇸が声をかけられた時
🇦🇺:How are you going?
🇺🇸:By plane.
🇦🇺:I mean how are you?
🇺🇸:??
🇦🇺:No worries!!
英語圏同士でさえこんな感じになるんだから、相手が理解してくれなかった時にとっさに言い換えられる能力は重要だよね、という友人の体験談。
このツイートを深堀りします。
英語力アップのカギ=「言い換える力」です。
※ちなみに、言い換えることを「パラフレーズ(Paraphrase)」とも言います。
英語には「言い換え力」が最重要な話
英語にかぎらずですが、
「言い換え力」はコミュニケーションにおいて””最重要””スキル。
なぜなら、話し相手に自分の想い・意図を正確に伝えるために必須だから。
英語ネイティブ同士であっても伝わらないことは多い、という話
冒頭のツイートがその一例です。
なぜ、アメリカ人の方が「??」となってしまったのか。
かんたんにご説明しますね。
「How are you going?」はカジュアルなあいさつ
オーストラリアでよく使われる表現です。
(※ニュージーランドでも使われるそう。)
「How are you?」(元気?)と似たような意味。
実際の会話ではこんな感じです。
A:Hi! How are you going?
B:Good./Going well, thanks./Not bad.
ちなみに、オーストラリア人の方に実際どう答えるか聞いてみたので参考までに。
返答の仕方はいろいろでした。
アメリカ人の知らない表現だった
アメリカでは「How are you going?」というあいさつはほぼ通じないそう。(※通じる人もいるかもですが)
なので、「How are you going?」を「どうやって行くの?」と解釈し、「By plane.(飛行機で)」と答えた、という話でした。
ふつうに考えたら、空港で「どうやって行くの?」って質問はおかしいですもんね。笑
こんな感じで、英語のネイティブスピーカー同士でも伝わらない英語がある、なんてことは日常茶飯事です。
英語の言い換えにおすすめの表現:「I mean,〜」
上記の会話で、オーストラリアの方がアメリカの方に意図が伝わっていないなとわかり、
と言い直しています。
「こういう意味で言ったんですよ」みたいなニュアンス。
言い換える時などに「I mean,〜」はよく使うので、覚えておくと便利です。僕も頻繁に使っています。
おまけ:No worries.
オーストラリアにいる時にいちばん聞いた言葉、といってもいいくらいよく使われています。
上記の会話では、「気にしないで!」みたいなニュアンス。
「Don’t worry」や「No problem」に似たニュアンスで、とにかくよく使われるのでこちらも合わせて覚えておいてください^^
スミマセン、説明が長くなりました。
英語ノンネイティブなら、なおさら言い換え力が重要
上記の話から、伝わらなかった時にとっさに言い換えられる能力は、ノンネイティブである僕らにはなおさら重要だよね、という友人との話でした。
日頃から、瞬時に言い換える力は大切だと感じていたので、かなり納得。
言いたいことがあっても英語が口から思うように出てこない、という時にも大事な考え方だと思います。
次の項目では、英語の言い換え力を高める具体的なコツについて解説していきます。
英語で言い換えるときの3つのコツ【基礎力と母国語力がカギ】
まず、言い換えが必要になる場面は主に下記。
- 言ったことが伝わらない(※冒頭ツイートのような場面)
【相手が伝えた単語や表現を知らなかったときなど】 - 単語や表現が出てこない or 知らない
【伝えたいことがあるけど表現の仕方がわからないときなど】
こんな感じだと思います。
言い換えるときの3つのコツ
コツは下記の3つです。
- ①似ている単語や表現に変えてみる
- ②かんたんな日本語に置き換えて考えてみる
- ③伝えたい「単語」を知っている表現で説明する
順に見ていきましょう。
コツ①似ている単語や表現に変えてみる
これは、はじめの項目の例のような場面のときに特に必要です。
オーストラリア人の方は「How are you going?」が伝わらなかったから、相手もわかるであろう「How are you?」に言い換えていました。
伝えたことに対して相手がわからなかった時に、似た単語や表現に言い換える、ということです。
コツ②かんたんな日本語に置き換えて考えてみる
これは自分が何かを伝えたい時に、単語や表現が出てこなかった時に有効な言い換えの方法。
例:高所恐怖症
高所恐怖症を英語でなんて言うのかを知っている人は、すごく少ないと思います。
事実、ネイティブでも知らなかったりします。
解決策:かんたんな日本語に置き換える
こういう場合、かんたんな日本語に置き換えてみます。
- 高所恐怖症=高いところがニガテ/こわい/きらい
とかで、説明できますよね。
それを英語にするイメージです。
今回の場合なら、
- I’m afraid of heights.
- I don’t like high places.
とかでも十分相手には伝わりますよね。
これなら自分の知っている単語を使って表現できると思います。
コツ③伝えたい「単語」を知っている表現で説明する
これは、伝えたいことがあるけど単語や表現のしかたがわからないときなど。
連想ゲームをイメージしてもらえるとわかりやすいです。
例:ゾウ
動物のゾウを英語でなんて言えばいいかわからなかったとします。そこで、知っている単語を使い、相手がわかるように説明します。
「It’s a big animal.」「long nose.」のように、ただただ思いつくままでもOK。
とにかく知っている単語を使って、相手に伝わるまで説明する方法です。
ノンネイティブ同士だと「単語」までたどり着けないこともある
話し相手がネイティブだとこういう意味かな?と言ってくれたりします。
ただ、ノンネイティブ同士だとお互いその「単語」までたどりつけない、でも言いたいことは理解してくれる、みたいなことはよくあります。
以上が、英語で言い換えるときの3つのコツでした。
英語の言い換えをするための前提条件
そもそも、英語の基礎がないと言い換えも無理だよね?
と思った方もいるはず。
まさにそのとおりです。
英会話力UPに必要な2つのスキル
①言い換える力
②かみ砕いて伝える力これができれば語彙力が多少とぼしくても基本的な会話は可能。だからこそ基礎レベルの単語と文法の知識は必須。そして、カギを握るのが母国語の表現力。表現力を磨くためには、漫画でも小説でも詩でも何でもとにかく本を読む📚
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) May 12, 2020
上記のとおり。
ということで、英語の基礎レベルの単語と文法の知識は必須です。(※基礎レベル=中学生レベルの英語知識)
ちなみに、話せる英語の基礎が徹底的に身につくおすすめの参考書は下記の2冊。
>>参考:【英語初心者必見】Essential Grammar in Useの使い方
>>参考:English Grammar in Useの使い方【愚直にコツコツが近道】
上記2つをやれば、基本的な英会話は問題なくこなせるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
英会話に必須の「言い換え力」につながる母国語の表現力【おすすめツール紹介】
ということで、日本語の表現力も磨きましょう。
なぜなら、かんたんな日本語に置き換えるときに役立つから。
英会話に必須の“言い換え力”鍛えるツール①「日本語学習者向け」コンテンツ
下記ツイートを参考にどうぞ。
英語学習者にも役立つ「日本語学習者向け」コンテンツ。覚えづらい単語とかもスッと頭に入りやすい。
「自分ならどう表現するかな?」と英会話スキルに必須の“言い換え力”を鍛えるのにもおすすめ。
英語、日本語ともに語彙力磨けるのが魅力。 pic.twitter.com/Qng3iGCBpB
— たく🗣スピーキング特化の英語脳を最速で育てる専門 (@tak_SpeaKing) June 1, 2023
英会話に必須の“言い換え力”鍛えるツール②本(なんでもOK)
本がおすすめです。
漫画でも雑誌でも小説でも、なんでも。
ちなみに、個人的には詩もおすすめ。
言葉がいい感じに凝縮されているので。
英会話に必須の“言い換え力”鍛えるツール③類語辞典など
日本語、英語の語彙力・表現力アップに活かせる下記3つのツールも表現力アップにおすすめです。
日本語、英語の語彙力・表現力アップに活かせるツール【無料】
・連想類語辞典https://t.co/0FYtJfqI0L
・weblio類語辞典https://t.co/3dkSMKDlSe
・weblio英和和英辞典https://t.co/rRW3bVLFOZ英和和英辞典で、今よく検索されている英単語がわかって勉強になる。なんていい時代だ。恵まれ過ぎ🤔 pic.twitter.com/JVKhkq4yI7
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) April 14, 2020
無料でこれだけのツールが使えるなんてほんといい時代。
英語力も日本語力もガンガン磨いていきたいものです。
まとめ:英語力を高めるのは「言い換え力」と「母国語の表現力」
ということで今回は以上です。
最後に。
言語運用能力がどんどん高まる人、なかなか高まらない人ということでツイートしたものを貼っておきます。
言い換える力がある人=英語運用能力が高い
です。
言語運用能力がどんどん高まる人
・やさしい表現を使いこなす事に注力
・使えるものを取捨選択している
・実践でガシガシ磨く
・話し相手を見ている言語運用能力がなかなか高まらない人
・難しい単語・表現にこだわっている
・ムダに複雑にしすぎる
・机の上で知識を貯める
・話し相手を見ていない— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) May 12, 2020
もちろん英語の知識をためることも、多くの表現を知っていることも大事。
でも絶対に必要ということではありません。
自分が目指すところを見据えて、
英語学習に取り組んでいきましょう😌
参考になる情報もシェアしておきます。
うえのツイートをしたときにいただいたとても参考になる情報です。ぜひ参考にしてみてください!
これはまさに。特にビギナーの人は「知ってる」を「使える」に変えて行こう。
オススメは、あえて知ってる単語(Apple,pen..)を英英辞書でひくトレーニング。
その物をイメージしながら読むことで、使えるベーシックな単語とその説明パターンも身につくから。
📍Collins英英https://t.co/8cuVLdwihM https://t.co/t5o1TV7hXT
— Jack Ueki🇵🇭「スピーキング」のチカラ (@JACK_UEKI) May 12, 2020
お読みいただきありがとうございました!!
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