ネイティブ英語は非効率?【誰にでも伝わる英語を目指すべき理由】

ネイティブ英語は非効率?【誰にでも伝わる英語を目指すべき理由】

こんにちは、takです。

これまで英語教育環境でネイティブ、ノンネイティブの先生たちと働いてきました。

そこで以前、下記のようなツイートをしました。

無駄に英語をネイティブに寄せるのは非効率。日本は未だネイティブに通じる英語を使わないといけないと思い込んでるけど、英語を使う人口のうちノンネイティブの方が多い。イギリス人の友人も今はネイティブがノンネイティブにいかに伝わりやすい英語かを考えて話す時代だよと。ノンネイティブらしく堂々と😌

時代は確実に移り変わっていきます。

いま目指すは「世界の誰にでも伝わる英語」です。

ネイティブ英語に固執する必要ナシ【伝わりやすさを追求する】

ネイティブ英語に固執する必要ナシ【伝わりやすさを追求する】

今はネイティブの使う英語を目指す時代ではないです。
もちろん、目指すのも自由ですが😌

ただ、みんながネイティブのような英語を目指す必要はないっさいないということ。

ネイティブが英語を使う時に「伝わりやすさ」を意識する時代

おもしろい記事を見つけました。
2020年1月に書かれたもの。

ネイティブがノンネイティブに英語を話す時のコツ、というテーマでした。

簡単にまとめると下記のような感じ。

  1. ゆっくり話すこと
  2. イディオム(2〜3語が結びついて特殊な意味を持つ言い回し)の使用は避ける
    【例:「piece of cake=楽勝」のようなもの】
  3. 句動詞(前置詞や他の言葉と組み合わせたもの)のあつかいに注意する
    【例:run into=何かにぶつかる、思いがけず誰かに会う、などいくつかの意味があるもの】
  4. 口語的表現(≒方言)は避ける
  5. 丁寧すぎる言葉づかいに注意する
    【フォーマル過ぎず、シンプルな表現にする】
  6. スライドは文字で埋め尽くさないように。数字も入れよう

6番目はパワーポイントなどのスライドの話ですかね。

ちなみに、この記事の最後では、

  • 目の前の相手を尊重しよう
  • 非ネイティブ相手に話すときは、使う言葉を調整しなければいけない

と締めくくっています。

非ネイティブの英語話者の方が圧倒的に多いという事実

下記の図のとおり。

参考:English Language Statistics – an Exhaustive List

英語話者のうち、英語を母国語とする人(Native)とそうでない人(Non-native)のそれぞれの数です。

一目瞭然ですね。

ノンネイティブらしく堂々と

なので、ネイティブ英語を無心に追い求める必要もないよね、という話。

ノンネイティブはノンネイティブらしく。

堂々と自信を持って英語を使っていけばいい、ですよね。

tak
それでも「堂々と自信を持ってといわれても・・・」と思う方もいるはず。僕も昔だったらきっとそう思います。

体験談:ネイティブ同士でも英語が通じないことはフツウにある

オーストラリアにいる時に何回か遭遇しました。

ネイティブが、ネイティブの通訳をしている、というような場面に。笑

そう考えると、考えすぎても仕方ないと思えませんか?僕はそんな経験から、英語なんて第二言語なんだから、と開き直れました。

開き直るって、けっこう重要です。

>>参考:英語には「言い換える力」が最重要な話【表現力を高めるコツ】

【ネイティブを尊重する姿勢も大事】英語という言語への理解は必須

【ネイティブを尊重する姿勢も大事】英語という言語への理解は必須

ネイティブがこちらを尊重してくれるのなら、こちらも当然相手を尊重しないと、ですよね。

少なくとも、英語という言語や文化を理解する必要は絶対にあります。

ネイティブを基準にする必要はないけど、「英語」への理解は深めよう

下記も参考までに。

僕がツイートに書いた内容は日本にいるネイティブの方の意見。

なので、アメリカやイギリスなど英語圏の国にいるのならまた話も変わるとは思いますが。

それでもネイティブの方自身が、このように伝えてくれるのはとてもうれしいことです。

目の前の相手を尊重する姿勢が大切

最終的にはこれがすべて。

どんな言語であっても、コミュニケーションの基本ですね。

自己満にならないように。

常に学ぶ姿勢をもつこと

もう、コレに尽きます。

日本では、まだまだ「ネイティブに笑われる英語」のようなナゾのあおり文句を見かけますが、無視しましょう。

“笑ってバカにする”のは、たいていそんなことを言う人たちです。

英語なんて第二言語なんだから、間違えて当然、笑われて当然。
ただ、常に学ぶ姿勢は忘れずに。

間違いから生まれるコミュニケーションもあります。
目の前の人を大切に。

これからは、誰にでも伝わる英語「グローバルイングリッシュ(=Globish)」で。

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