こんにちは、たくです。
ワーホリから帰国後、インターナショナルスクールで4年ほど働きました。
(※厳密にはプリスクールかな)
これは働いていた当時見学にきた方や、子どもができた友人から今でもたまに聞かれたりする質問です。
そこで、以前こんなツイートをしました。
インターナショナルスクールで働いてわかったこと
・日本にいるネイティブは、本当に英語を教える力(資格)があるのかをしっかり確認しておいた方がいいということ
・日本人は外国人に「自分の意見を言えない人」たちだと思われている
・日本人はいまだ英語ネイティブが大好き
・結局、国ではなく人— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) March 24, 2020
インターナショナルスクールで働いてわかったこと
・日本にいるネイティブは、本当に英語を教える力(資格)があるのかをしっかり確認しておいた方がいいということ
・日本人は外国人に「自分の意見を言えない人」たちだと思われている
・日本人はいまだ英語ネイティブが大好き
・結局、国ではなく人
これまで幼児から小学生までの英語教育に関わり、ツイッターでも上記のように気づきをシェアしてきまた。
今回は、実際の体験談としてインターナショナルスクールで働いて気づいたことについて書いていきます。
インターナショナルスクールってどうなの?【働いてわかったこと】
冒頭のツイートの通り。
それぞれ、詳しく解説しますね。
英語ネイティブの先生に「教える力」があるかしっかり確認したほうがいい
これは、インターナショナルスクール、プリスクールと言われるところに通わせようか考えている方に一番お伝えしたいこと。
結論からいうと、インターナショナルスクールなどの英語教育の場で指導してもらう場合、英語ネイティブの先生にこだわる必要は“一切なし”。
なぜなら、日本にいる英語ネイティブの先生たちに、英語を教える力が本当にある人はかなーり少ないから。
下記、同僚の英語ネイティブの先生が言っていたこと。
日本に来たばかりの英語を教えているネイティブの方が言ってた事。
「英語を教えるの難しいよね。普段当たり前のように使ってることをいざ聞かれると、うまく答えられないから勉強になるよ」
教える事に自信を持つノンネイティブには大したお金を払わず、こういうネイティブに喜んでお金を払う日本。
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) March 17, 2020
実際に、こういう英語ネイティブの方が日本には多いです。
とりあえず生活のために先生をしている人も多い
いくら英語ネイティブでも、日本に来て仕事を見つけるのはなかなか困難な状況。
そういう方が、とりあえず生活のために英語の先生をやっている場合が正直多いです。
インターナショナルスクールで働いてみて、一番ショックを受けたのがこの現実でした。
英語ができる外国人ならとりあえず採用という会社もある
ただし、英語指導の資格を持った人を採用しているところや、採用時点で資格を持っていなくても改めて英語教育指導を行っているところもちゃんとあります。
ただ、それも少数だと思っていいかなと。
なぜなら、英語資格のある先生ほど雇う側としては高い給料を払わなくてはいけないから。
運営している会社の中には、極力安い給料で雇えて英語ができる外国人ならとりあえずOK、というスタンスのところもあります。残念ながら。
【※超重要※】資格よりも子ども達への思いやりがあるかが大事
ここまで言ってきてなんですが、資格も大事ですが、
それより子ども達への思いやりがあるか、英語指導への熱意があるか、のほうが何倍も大事です。
これは英語指導の資格を持つベテランのオーストラリア人の先生も言っていたこと。
彼は「資格を持っていても、英語を教えるのが下手な人はたくさんいるから、資格は信用ならない」とも言ってました。
よく聞く思い:子どもにはネイティブのようなきれいな発音を身につけさせたい
こういう考えを持っている方もいると思います。実際たくさんいました。
とりあえず英語のネイティブならいい、という方が。
ここに関して言葉を選ばず言わせてもらうと、、、
めちゃくちゃどうでもいいです。
The親のエゴだから。
これだけは嫌われてもいいので、ハッキリ言います。
ネイティブでも訛りのある人は当然いるし、きれいな英語ってなんですか?という話ですね。
長くなりすぎました。
スミマセン。
次いきます。
日本人は外国人に「自分の意見を言えない人」たちだと思われている
意見を言えないというか、意見を持っているのかわからない、というニュアンスが近いかもです。
これはインターナショナルスクールどうこうではなく、インターナショナルスクールという環境でさまざまな国の人たちと働いてみてわかったこと。
いろいろな国の先生に言われたことなので、ざっくり言えば外国人の方々が日本人に抱いているイメージとも言えるかもですね。
いつも肯定ばかりではなく「意見」を言ってほしい
日本人は、外国人の先生のサポート役でついたりするのですが、外国人の先生が言ったことに対して「OK」とか「Yes」しかほぼ言わないよね、と。
これは、英語ができない人に対する彼らの思いではなく、インターナショナルスクールで働くある程度問題なく英語ができる日本人に対して彼らが感じていることです。
どんなにつたない英語でも、自分の意見をしっかり伝えてもらうほうがすごくありがたい、と。
これから英語を学ぶのであれば、その辺りも意識するといいと思います。
日本人はいまだ英語ネイティブが大好き
日本は、いまだにネイティブ信仰が強いということ。
日本がアジアの中でも、英語力の面で遅れをとっている大きな理由かな。
今は少しずつその辺の意識は改善されてきてはいますが、、、。
英語を話す人口のうち、ノンネイティブのほうが圧倒的に多い
このように言われている今の時代でも、インターナショナルスクールに通わせたいと考えるような方たちでさえ、ネイティブにこだわります。
特に、英語に強いコンプレックスを持った方に多いです。
もちろん完全否定はしません。
しかし、親がなんの努力もせずに子どもには英語力を身につけてほしいという考えは心からやめてほしいと思っています。
お母さんお父さん自身が英語を楽しんでいる家庭の子どもは英語力が高い
もうここに尽きます。
親がどれだけ英語が苦手でも、子供と一緒に楽しく英語に取り組んでいる家庭のお子さんの英語力の伸びはケタ違いです。
先ほども言ったように、今はYouTubeなどでいくらでも親子で楽しめる教材はあふれています。
正直、英語の先生に頼らなくてもできることはいくらでもあるので、ぜひ子どもと一緒になって英語を楽しんでほしいですね。
バイリンガル教育を経験しての気づき
・フィリピンやマレーシア等ノンネイティブの先生が教えるクラスの子どもの方が英語力の伸びが早い
・ネイティブの先生は自分勝手多め
・英語環境だからといってみんなが話せるようになるとは限らない(親の姿勢が何より大事)
・保護者が英語コンプレックス強め— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) April 11, 2020
上記の通りです。
結局、国ではなく人
これはもう言葉通り。
もはや英語のネイティブだろうが、
ノンネイティブだろうが、
どこの国出身だろうが、
英語教える資格を持っていようが、
持っていまいが、
つまるところは「人」です。
インターナショナルスクールで働いてみて、結局は「人」だなとつくづく感じました。
いい先生=思いやりのある人
です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
資格を持っていない先生でも、思いやりのある先生から教わっている子どもたちは勝手に英語力が伸びます。
なぜなら、子どもたちがその先生を心から『信頼』しているから。
母国語を身につけるのも、まず第一に親を信頼しているから、だと思います。なんの根拠もなく、感覚ですが。
国ではなく、その「人」を見る
個人的に、かなり大事なポイントだと思うので繰り返し書きました。
これからのグローバルな時代に、絶対に必要な視点です。
(グローバルという考え方自体もう古いですが。)
だからこそ、大人がネイティブだからとかノンネイティブだからとか、そういった視点で先生を絶対に選ばないようにしてほしいと心の底から願います。
【重要】インターナショナルスクールを盲信するべからず
ということで今回は以上です。
インターナショナルスクールで働けたおかげで、本当に多くのことを学べました。
学びの1つとして、子どもたちはどんなことからも学び、吸収するので、すべてがマイナスになることは絶対にないということです。
ただ、大人が何も考えずにインターナショナルスクールに子どもを預けておけば、という安易な考えだけはしてほしくないので今回の記事を書きました。
インターナショナルスクールってどうなの?と思っている方や、英語を身につけたいと思っている方の参考になれば幸いです。
P.S. お子様に英語を教えたいと思っている親御さんへ
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別の場所で、同じような環境で働いてきた知人数人も同じようなことを言っているので、ある程度は信じてもらっていいかと。