こんにちは、たくです。
僕は、英語学習歴12年ほど、サッカー歴約30年。(体育大卒)
そして英語教育環境でスポーツ指導を4年ほどしてきました。
さて、先日下記のツイートを見かけました。
英語がスポーツに似ていることを図解してみました。
「音を介してのやり取り」が言葉なので、音を抜いて学習すると、サッカーボールなしでサッカーを学んでしまうのと変わらなくなる。
聞く。覚えたら、声に出す。
後回しにすると、簡単なものも聞けない、口から出ないになるので、頑張りましょう🙆♀️ pic.twitter.com/TXUEYn8Y6C
— イメージ×英語•英会話(金沢優) (@eigo1201) March 9, 2020
上記は、英会話講師であり小説家でもある金沢優さん(@eigo1201)のツイートです。
「すごく本質を突いているな」と思ったので、僕自身の考えも書いていこうと思います。
今回の記事内容は、英語学習をすすめるうえで重要な考え方です。
「話せる英語」を身につけたい方は参考になるはず。ぜひご覧ください。
※本記事の音声版です。
英語とスポーツは似ている【3つの共通点と理由】
僕が考える英語とスポーツの共通点は下記3つ。
- 体を動かしながら身につけるもの
- 上手い人からどんどん技術を盗める
- 練習と実践を何度も繰り返してこそ上達する
それぞれ解説していきます。
①:体を動かしながら身につけるもの
1つ目の理由は、英語もスポーツも実際に体を動かすことでスキルアップしていくものだから。
日本語を話せるようになった最初の過程を思い出してみてください。
小さい頃からたくさんの音を聴き、その音をマネて「口」をたくさん動かしてきました。そして、4〜5歳くらいには大人とほぼ問題なく会話ができるようになりましたよね。
体験談:たくさん音をマネる子のほうが圧倒的に早く言葉を吸収する
僕がいた英語教育環境では、0才〜小学生がいました。
100人以上の子供たちを見てきた中で気づいたのは、音をとにかくたくさんマネして口を動かしている子のほうが圧倒的に早く英語を覚えて使っていたことです。
口をたくさん動かすことの大切さを改めて痛感させられました。
スポーツは、言わずもがなですね。
②:上手い人からどんどん技術を盗める
「スキル上達のために、上手い人をお手本にしてどんどんいいところを盗もう」というようなことをスポーツの世界でもよく言います。
それは英語学習でも同じこと。
僕も今でも、英語のネイティブ、非ネイティブ問わず英語の上手い人(※コミュニケーションが問題なく取れる人達)からどんどん表現や使い方などを盗むようにしています。
よく観察し、盗む
これは子どもが自然とやっています。
よく大人を観察している子どもは、言葉の吸収力が驚異的。
ちなみに、以前下記のようなツイートをしていました。
技術の高い人が教えるのがうまいとは限らない。だから、技術の高い人からは積極的に盗む。英語講師でいうならネイティブは必ずしも教えるのがうまいとは限らない。でも実用的なものは盗める。はじめから「教えてもらおう」というスタンスより会話をしながらどんどん盗んでやろうというスタンスがいい。
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) April 23, 2020
英語でもスポーツでも何でも、スキルや考え方など盗めるものはどんどん盗んだほうが圧倒的にスピーディーに成長できますね。
③練習と実践を何度も繰り返してこそ上達する
スポーツで考えた時、どれだけ机の上で理論や知識を学んでいても、いざ実践となった時に何もできなければ意味がないです。
具体例:サッカーの場合
サッカーを例に挙げると、理論や戦術・テクニックなどを学びつつ実際にボールを使い何度も練習します。
だからこそ試合という実践の場で生きてくる。
そして、試合で得られたフィードバックをもとに改善。
という流れでスキルを磨いていきます。
英語も机の上の勉強だけでは使えるようにはならない
英語も理論や知識だけをひたすらため込んでいても、練習なしでは実践で使えるようになりません。
英語学習では、音を聴いて口を動かし練習を繰り返す。
だからこそ実践の場で使えるようになる。
そして、実践経験で得られたフィードバックをもとに改善。
この流れで上達していきます。
以上のようなことから、僕は英語とスポーツはよく似ているとなぁと常に思っています。
というわけで、次項では英語力をスポーツのように上達させる方法を書いていきます。
英語をスポーツのように上達させる方法
(画像:金沢さんのツイートより引用)
金沢さんのツイートにある絵がわかりやすかったので、拝借させていただきました。(※ご本人の了承は得ています。)
英語をスポーツの技術のように上達させるポイントは2つ。
- その①基礎を学ぶ
- その②音を聴き、口を動かす
順番に見ていきましょう。
その①基礎を学ぶ
これはどんなスキルを獲得する時でも共通する大事なポイント。
英語にもルール(文法)があるので、まずは英語の基礎的な文法を身につければOKです。
使える英語の基礎となる超おすすめ2冊
個人的にめちゃくちゃおすすめしている英文法書は以下の2冊です。
- Essential Grammar in Use
- English Grammar in Use
詳細は、下記の記事でそれぞれ解説しています。
※文法を学ぶ時の注意点
文法を学ぶ時に犯しがちなミスは、文法をちゃんと覚えて完全に理解しようとすること。
文法は、あくまで自分が伝えたいことを伝えるために「ルール」や「型」を学ぶもの。
ルールは100%理解する必要はないので、理解することに時間をかけすぎないように!
プレー(演奏)しては修正してコツをつかんでいく感覚と同じ。
たとえば、
氷鬼やだるまさんが転んだとか、サッカーや野球、バスケなど、
頭でルールをちゃんと理解してからやりましたか?
なんとなくルールを聞いて、やりながら理解していきませんでしたか?
英語もそれと何ら変わりません。
↓— たく|”スピーキング”特化型英語コーチ (@tak_Epure) April 8, 2022
その②音を聴き、口を動かす
基礎を学びつつやるべきことは、下記の2つ。
- 発音を学ぶ
- 音読
ツイートにあった金沢さんの言葉を借りるなら、
なので、まず英語の音を知るために、発音を学びましょう。
そして、練習なしには上達しないので音読をして「口を動かす」が大事です。
- サッカー:「ボール」を使って体を動かす
- 英語:「音」を使って口を動かす
こんな感じでしょうか。
「発音」を学ぶためのおすすめの方法
発音は、発音を学べる本もしくはアプリでもいいと思います。
音声付きはマストです。
ちなみに僕は、下記の本からサクッと学びました。
はじめの段階で発音記号を読めるようになっておくと、辞書などを見た時に大体の発音方法がわかるので時間短縮になりおすすめです。
「発音記号3時間マスター」やAtsueigoさんの「発音記号まとめ」なども参考にしてみてもいいですね。
「音読」をするための教材選び
音読には好きな教材を選べばOKです。
自然な例文が多いものがおすすめ。
僕は先ほどご紹介した、Essential Grammar in UseとEnglish Grammar in Useの例文をひたすら音読しました。
まずは、自分が続けられそうだなと思う教材を選ぶことが大切ですね。
英語もスポーツのように「実践の場」をつくり力試し
基礎を学び、英文音読などで練習をしたら、いざ実践です。
実践することで、何がうまくいって何がうまくいかなかったのかというフィードバックが得られます。
そのフィードバックを元に、基礎の反復と練習、そしてまた実践の繰り返しで少しずつ力をつけていきます。
下記画像のようなイメージ。
上の画像のサイクルを回していくことで、英語もスポーツの技術のように上達可能です。
まとめ:英語もスポーツも基礎を磨き、実践あるのみ
ということで今回は以上です。
英語も座学だけではなく、スポーツのように体を動かしていけば必ず話せるようになります。
話せる英語を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
最後に、とても参考になるツイート(みちさん:@michi_eigo)を僕がリツイートさせていただいたものと、好きな言葉をそれぞれご紹介して終わりにします。
結局、どれだけ口を動かすか、ということなんですかね。
基礎を学び
語彙を増やし
口を沢山動かすまさにシンプルイズベスト🤔 https://t.co/CYMtnaskG2
— tak@えいご×スポーツ (@Tot068) April 28, 2020
多くの人は文法を考えるから英語が話せないと言いますが、そうではありません。文法を使いこなす練習量が足りないから英語が喋れないのです。引用:「國弘流英語の話しかた 」
気になる方は読んでみてください。
金沢さんのサイトもかなりオススメです^^!
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