堀江貴文さんの著書『英語の多動力』で紹介されていて、Camblyというサービスを知りました。
その時から、Camblyさんのサービスが気になっていて、ありがたいことにご縁があり直接お話を聞かせていただく機会をいただきました。
今回、前編・後編に分け、それぞれ佐藤さんへインタビューをさせていただいた内容をまとめました。
この記事は、前編になります。前編では、「Camblyさんの強みや特徴、効果的に活用する方法」などオンライン英会話についての内容です。
また、後編では以前大手外資系企業で働かれており、現在もグローバルに活躍されている佐藤さんに「英語に対する考え方や英語を身につけるための心構え」など、ご自身の経験も踏まえてお話いただいた内容となっています。
▶︎Camblyカントリーマネージャーに聞くオンライン英会話活用法【後編】
- Camblyについて詳しく知りたい
- 英語ネイティブから英語を学びたいけど心配
- 英語初心者でオンライン英会話を始めるのが不安
- オンライン英会話を効果的に活用する方法を知りたい
今後の英語学習にとても役立つお話をしていただきましたので、ぜひ参考にしてみてください。
Camblyとは?【英語ネイティブと24時間オンライン英会話レッスン】
Cambly(キャンブリー)はサンフランシスコを拠点としており、ネイティブスピーカーとの英会話レッスンが24時間利用できるオンライン英会話サービスです。
2012年、Google出身の2人のエンジニアが創設。現在、世界130カ国以上で英語学習者がCamblyを利用しており英語教育分野における世界有数の成長企業。
世界中に100万人以上の利用者を持つCamblyの特徴と強み
また、1万人もの講師が登録しているので、24時間予約なしでスキマ時間などいつでも好きなときに気軽にレッスンを受けられるという点も大きな特徴です。
レッスンまでのアクセスも、とてもシンプルです。多くのオンライン英会話サービスでは、Skype(無料通話アプリ)を使ってのレッスンです。しかし、Camblyではスマホ専用のアプリ、もしくはパソコンのWebブラウザを開くとオンライン中の講師が表示されるので、そこからレッスンを受けたい講師を選んで電話をかけるようにワンタッチで講師につながり、すぐにレッスンが受けられます。
また、Camblyはテクノロジーに強い会社です。もともと、Google出身のエンジニアが立ち上げた会社ですので、アプリや独自のシステムも自社で開発している点も強みです。
独自システムの部分で、Camblyご利用者の方からご好評いただいているものが「レッスン録画機能」です。受けたレッスンはすべて自動的に録画されるので、レッスン後にビデオを見返して復習することができます。
レッスン動画を見かえすことで、得られるメリットがあります。たとえば、レッスン中に聞きとれなくて流してしまうことがあると思います。そこで、ビデオで見返してみると「こうやって言ってたんだな」としっかり理解することができます。
また、はじめは恥ずかしいかもしれないですが”自分の話し方のクセ”や”発音”などを客観的に聞くことはすごく重要で、自分自身の改善すべき点がはっきり見えてきます。
また、システム以外でのCamblyの魅力はさまざまな講師がいることです。英語を教える資格を持っている講師はもちろん、マーケティング関連の方、元医師や元パイロット、個人でビジネスをされている方など、さまざまなバックグラウンドを持った講師が多く在籍しています。ですので、英語を教えることに特化した英会話講師とはできないような、リアルな英会話を学ぶことができます。
たとえば、マーケティングの仕事をしているとして講師検索で”marketer”、”marketing”とタイプするとマーケティングのバックグラウンドを持った講師が出てきます。そしてその講師とレッスンをすると、共通の話題があるためスムーズにレッスンができます。
このように、学びたい分野の「実用的な英語」が学べるというのも大きな特徴です。人事部にいる講師もいたりして、面接の仕方について教えてもらうというようなことも可能です。
会話をするにあたって、興味がない内容を話すよりも共通の趣味など自分の興味がある内容を話す方が、自分自身の中に話すネタとなるアイディアもすでにあるので、それを英語でどう説明するかなどを学べるいい機会をつくることができます。
以上のような点が、主なCamblyの特徴と強みです。
Camblyの講師陣について
講師自身は他でメインの仕事があるのですが、英語を自宅から教えられるという便利さや講師自身も世界中の人たちと話ができるという楽しさみたいなものを感じていて、そういった方たちが講師として入ってきてくれています。ですので、人に教えることが大好きで、世界の人とつながれるというところに魅力を感じている方たちが講師として英会話レッスンをしてくださっています。
ただ、生徒さん側からすればやはり講師の質は気になるところだと思います。講師の質の維持については、レーティング(生徒さんによる評価)によって保つようにしています。具体的には、生徒さんからの評価が高い講師の方が多くレッスンを提供できるよう優先的に講師一覧に表示されるシステムです。
そうすることで、満足度の高いレッスンを提供できる講師が選ばれやすいような仕組みになっています。
英語を学ぶなら英語ネイティブ講師からというのが世界のスタンダード
フィリピン人などの英語ノンネイティブの講師から英語を学ぶというのは、日本特有かもしれません。実際Camblyが日本へ展開しはじめたときには、すでにノンネイティブ講師の方によるオンライン英会話サービスに大きな市場がありました。
ですので、Camblyはそういった部分で自然とすみ分けができていました。
Camblyは自己紹介できるレベルから利用可能
まず、講師検索で”Japanese”や”Japan”と入力します。すると「日本語を話せます」や「日本で英語教えてました」といった講師が表示されますので、そういった講師からはじめはレッスンを受けて少しずつ慣れていくという方法がおすすめです。
ですので、まずは自己紹介ができるレベルであれば、最初は日本語が理解できる先生とかんたんな身の回りのことについて話せるようにしていく。そして、次のステップとして特定のトピックについてテーマを掘り下げて会話をするなどして、トライしていくとうまくステップアップしていくと思います。
英語を話せるようにするには「最初の第一歩」を踏み出すことが大切
日本人は自分では初心者と思ってるんですけど、実際はボキャブラリーとかすごく頭の中に入っているんです。ただ、英語を話したことが今までずっとなかったので「話せない」というように思ってしまいがちなんです。しかし、英語を話せないと思うのは当たり前のことです。
なぜなら、今まで話をしたことがないからです。ですので、まず最初に英語を話すことをはじめないと絶対に英語は話せるようにはならないので「最初の第一歩」を踏み出すことが大切です。そして、もうひとつ大事なのは相性の合う講師を見つけることです。
Camblyには、1万人と多くの講師がいるので相性のいい講師とかならず出会えるはずです。相性のいい講師と出会えたら、何回かその講師の方で予約をとりながらレッスンをしていくことで英会話をすることの楽しみが増えていきます。そのようにして1度ハードルを乗り越えると「楽しかった。もっと話したい!」となっていき、そこから少しずつ英会話力が伸びていきます。
そもそも2〜3ヶ月とかで英語が話せるようになる、というのはとても難しいことです。理想的なのは、1日15分でもいいのでなるべく英語を話すとか、英語にふれる時間を毎日のようにつくること。今日話しても明日話さないとすぐ忘れてしまうので。なるべく毎日のように5分でも10分でもいいから、少しずつ頭を英語に切り替えて話すということを続けていくと英語の筋肉が鍛えられます。英語を話すことは、スポーツのようにやればやるほど確実に力になるので、まずは「英語を使うことを習慣化させる」ということがすごく重要です。
また、英語学習をしていて効果が出ているかわからないと挫折してしまう方も多くいますが、途中であきらめてしまうのはいちばんもったいないことです。
長期的に「英語を話す」ということを生活の一部とすることが、英語を身につけるためのいちばんのキーポイントで、その環境をつくることさえできればかならず英語は話せるようになると思います。
オンライン英会話では自己管理することが大切
ですので、オンライン英会話では特に自己管理することが大切です。
ただ、自己管理といってもそこまで負担に考える必要もなくて、1日に15分でもいいので英語にふれることを習慣化していってほしいです。15分くらいであれば、日常のちょっとしたスキマ時間でもなんとかつくれると思います。
たった15分でも英会話をすることを習慣化できるように、メンタルの部分や考え方をかえることができさえすれば、オンライン英会話というのは英語習得に役立つ画期的なシステムだと思います。
また、もうひとつのオンライン英会話のメリットとしては、講師を自由に選ぶことができ、柔軟性がある点です。通学型英会話スクールですと担任の講師はほぼ固定になってしまうことも多いですが、オンライン英会話であれば毎回ちがう講師を選んでレッスンを受けることもできますし、いろいろな国の先生とも話ができる点は大きなメリットです。
テーマを自ら決めてレッスンの主導権を自分が握ることが重要
“自分はこの分野を学びたい”とか、”英語ができるようになったら自分は何がしたいのか”というように、まずはクリアなゴールを設定すること。そして、ゴールに到達するためマスターすべき必要なトピック、分野についてレッスンをしていくことが大切です。
日本人は基本的に「受け身」になりがちです。講師から「今日は何を話したいですか?」と言われて無言になってしまうことも多いと思います。そうならないように、「今日は仕事のことについて話す」とか「家族のことについて話す」など前もって自分で話すテーマを決めておき、テーマについて英語で話す機会としてレッスンを活用することが効果的です。
ですので、「レッスンの主導権は、自分にある」と考えて利用することがいちばん理想です。
また、これまでに学校やご自身で文法など学習していること、されてきたことなど学んできた英語をアウトプットする場としてCamblyをご活用していただけると思います。Camblyだけで英語学習するのではなく、学習してきたものを話せるようにするためにCamblyをご利用してもらえたらいいですね。
たとえば、TOEICに特化した教材や文法書を使って学んだことなどと併用して、スピーキングの部分はCamblyを利用してというように合わせて使うとすごく効果が出ると思います。その他にも、興味のあるニュースの記事を講師の前で読んでみるという方法もあります。
実際、読み方を直してもらったり内容について講師とディスカッションするということをされる方もいらっしゃいます。前もってニュースの記事を読んでいる分、自分の意見など話したいことも出てきやすいので、それを実際に会話としてレッスンができるためすごく効果的な学習方法です。
また、Camblyではただ英会話を学ぶだけではなく、多様な考え方であったり、異なる文化にふれたりと、世界中の講師と会話ができるという意味で世界が広がるという魅力があります。そういったところも楽しみにしながら、Camblyを通して英語力を向上させていっていただきたいです。
まとめ:Camblyカントリーマネージャーに聞くオンライン英会話活用法【前編】
堀江貴文さんの著書の中で、以下のように書かれていたことが印象的でした。
Camblyのアプリを使えば、アメリカなど英語圏の講師とスマホ上で話すことができる。最近では格安でフィリピンの先生と話せるシステムが多いが、Camblyでは英語が母国語であるネイティブ講師が相手だ。中には講師というより、普通の一般人もいるのだが、場合によっては、話し相手が講師である場合よりも、普通の一般人のほうが良かったりする。というのは、講師は生徒との会話に慣れているが、一般の人は慣れていない。慣れていない彼らは英語で本音をつい喋ってくる。それこそ生の英語なのだから、一般の人と話をするのも効果的な学習になるのだ。『英語の多動力』著者:堀江 貴文
「Camblyの魅力の1つに、さまざまなバックグラウンドを持つ講師が多く在籍していること」と佐藤さんが言っていたように、英語講師ではない方とだからこそ学べる「生のリアルな英語」にふれながら、英語学習することで得られるものがあります。
私もレッスンを体験してみましたが、海外の友達に電話をかけるような感覚で英語ネイティブの方とレッスンできるというのは他のオンライン英会話サービスにはない新鮮な感覚でした。
講師もフレンドリーな方が多く、まるで本当に海外の友達ができたかと錯覚するほどでした。
実際、Camblyさんのご利用者の中には「リアルな英語が学べる」というところに魅力を感じている方も多く、他社オンライン英会話サービスから次のステップとして選ばれる方も多くいるそうです。
また、「ただ英会話を学ぶのではなく、自分で主導権を握ってレッスンをすすめていく」という部分は今までなかった考え方でした。
このアドバイスを受けて、自分からテーマを決めてレッスンに取り組んでみた結果これまで以上に身になっているという実感を得ることができました。
主体的にレッスンに取り組むことによって、オンライン英会話レッスンであってもどういった効果を感じられるかというのは、Camblyさんを使ってみることで新たな気づきがあると思います。
そこで、、、
Camblyを体験してみたい方への特典!
Cambly Japanチームのみなさん
今回、この記事をお読みいただいた方へCamblyさんから追加の無料レッスンをプレゼントしていただけるとのことです^^!!
流れとしては、まずCambly公式サイトもしくはスマホのアプリからアクセスし、アカウントを作成します。
その後、『メニュー > 紹介コード』と進んでいただき、紹介コード『takえいご』と入力していただくと通常15分のところ、25分の無料レッスンを受けることができます。
ぜひ、今回のお話を参考にしていただきCamblyさんのサービスを体験してみてください。
後編:以前大手外資系企業で働かれており、現在もグローバルに活躍されている佐藤さんに、「英語に対する考え方や英語を身につけるための心構え」など、ご自身の経験も踏まえてお話いただいた内容です。