こんにちは。たくです。
今回は、ドイツ語・日本語・英語3ヶ国語(トリリンガル)の通訳・翻訳者でもあるドイツ人のMaxie Pickert(マキシー・ピカット)さん【@germanintokyo】に語学上達のコツなどについてインタビューさせていただきました。
「3ヶ国語」を話せる人。「2ヶ国語」話す人は「バイリンガル」。
Maxieさんはこんな方です。
14歳 日本語 カッコいい
15歳 ひらがな 学習
16歳 埼玉に留学
17歳 日本語能力試験 4級に合格
18歳 日本語を専攻 大学入学
19歳 日本料理を作る
20歳 東京に留学
21歳 日本語能力試験 2級に合格
25歳 早稲田大学院 入学
27歳 日本語能力試験 1級 合格語学が仕事になるまで
— Maxie Pickert (@germanintokyo) March 11, 2020
ボン大学、早稲田大学院卒業。14歳の時にドイツ語に訳された村上春樹の小説に出会い、日本に憧れる。16歳で、埼玉県の高校の1年間の交換留学プログラムを利用して初来日し、早稲田大学・大学院で日本語の勉強を継続。日本でドイツ語を勉強している人を手伝いたいという思いから、YouTubeチャンネルやTwitterを通じて定期的にドイツ・ドイツ語に関する情報発信をしている。
・日本語能力試験1級
・TOEIC890
・一般社団法人日本翻訳連盟 会員
・日本翻訳者協会 会員
- Twitter:@germanintokyo
- YouTubeチャンネル:German in Tokyo(Osakaなう)
- ドイツ語会話:プライベートレッスン/オンラインサロン
インタビュー内容はざっくりですが下記のとおりです。
- どのように英語を学んできたのか?
- 他言語習得におすすめの方法とは?
- ドイツと日本の英語教育に違いはある?
- 英語学習のアドバイス
なかなかドイツ人の方に直接お話を聞ける機会も少ないので、いい機会になりました😌
英語学習者必見の内容なのでぜひ参考にしてみてください♪
マキシーさんとのYouTubeコラボ動画
本記事のインタビューとは別の内容です。
ぜひ合わせてご覧ください!!
「英語はなんて便利なんだ!」と思うようになり英語が好きになった
私は中学生から英語を学んできました。ドイツの学校の英語教育を受けてきたんですけど、学生時代はあまり英語が好きではなかったです。
クラスの中で、みんなに発音が変だと笑われるということもあって。もちろん、ドイツ人同士で。
学生時代、日本語に興味を持ち趣味で日本語を勉強し始めたんですよ。日本語は趣味でやっていたので、勉強が好きな仲間同士だと笑われることもなくてよかったです。
それで、日本語を勉強していたということもあり日本に留学したんです。日本にきてから、留学生同士ということでカナダ人の友達ができました。
当時、私も彼女も日本語がとてもヘタだったので、2人ではいつも英語で会話をしていました。お互い日本語ヘタだから、2人にとっては英語で話す方がラクだったんですよね。
日本にきてから、英語しかできない友達といつも話しているうちにどんどん英語もできるようになっていきました。
早稲田大学の大学院では、本当にいろいろな国の人がいて、みんなの共通言語が英語でした。あとは、論文とかもすべて英語だったので、大学院の2年間でいちばん英語力が伸びたと思います。
ちなみに、日本にきてからTOEICを勉強したと言ってましたが、どのように勉強したんですか?
友達がとても勉強熱心だったから「こっちも頑張らなくちゃ。白人だし負けるわけにはいかない!」という思いもあって。2人で頑張ろうってなって、それが楽しかったです。
他言語習得のコツ:短期間でもいいから現地(海外)に行くこと
すると、英語学習に対する気持ちがすごく上がると思うんだよね。例えば、1回だけアメリカに行ってみて何か話してみましたとか、レストランで注文してみましたとかみたいな経験があると、英語学習へのモチベーションが上がるから。
1回海外に行ってみることは、本当おすすめ。
あるいは、今はSkypeとか無料でテレビ電話も使えるし、お金がなければオンラインで外国人の友達とかも作ろうと思えば作れるし。インターネットが使える時代だからね。
ドイツでは、中学3年生になると授業中は基本的に英語のみ
あと、ドイツの英語テストはだいたい英語で文章を読みます。英語の文章に対して、ドイツ語ではなくて英語で自分の意見を書きます。あとは、必ず英語のみのリスニングの問題もありますね。
でも、高校生になるとドイツ語ではなく英語でその英単語の説明が書いてあるんですよ。難しい英単語のとなりに英語で「これはこういう意味ですよ」みたいな。あと、高校生になるとテストでは英語の辞書は使ってOK。持ち込みOKです。
明らかに日本語とドイツ語・英語の言語体系は離れている
なぜかというと、日本語と英語(ドイツ語も)は真逆の言語体系と言われているそうなので、ドイツ人の視点から日本語と英語との違いがあれば教えてください。
逆に、ドイツ人にとって日本語を勉強することは難しいです。ドイツ語と英語が似てるように、日本語の場合は韓国語と文法が似てるところがありますよね。
ただ、欧米の人からするとそれが5年とか10年とかはかかります。
話し相手によっても話し方が変わってくるので、そのあたりが欧米の人がわかりにくいところではあります。
自分の好きなことから英語を学んでほしい
自分の関心のあるところから勉強した方が英語学習も長続きします。あとは、もう無理しないで、ね。
1週間とか1年とか短期間で英語を話せるようになると言われたら、それは難しいかもしれない。でも、10年と考えたら絶対楽勝だしね。心に余裕を持って取り組んでほしいです。
実際に、Maxieさんも日本語能力試験1級合格に10年以上かかってるんだから、そのぐらいの期間は見てもいいよねという話ですよね。
TOEICとかのテストや試験に関しては、自分のレベルを確認するためだけだと思った方がよくて。もちろん、就活とかに有利な面はあるかもしれないけど。
でも、点数にこだわるよりはたまに挑戦の気持ちでテストを受けてるくらいにして、テストの点数よりもまずは楽しく続けることがいちばん大事だと思います。
英語しか話せない友達を作ること。それが一番大事
私もオンラインで英語とかドイツ語を教えているので、そういうサービスを使ったり、東京とかなら外国人が集まるようなところに行って、自分から友達を作ってみるのは大事だと思います。環境が大事です。
【トリリンガル通訳・翻訳者】マキシーさんへのインタビュー後の感想
今回は、英語と日本語の堪能なドイツ人のMaxieさんからお話を聞くことができてたくさん学ぶことがありました。
特に印象的だったのは「ドイツでも英語の授業中に友達の英語の発音を笑うことがある」ということ。決して日本だけではないのだなと。
また、他言語習得のためにまずは海外の空気に触れてみるというのはとても納得の意見でした。
現地に行くことで英語学習において自分のすべきことが明確になるというか、目的がよりクリアになるので少なからずいい効果を生んでくれます。
では、最後までお読みいただきありがとうございました😌
Maxieさんの情報発信先のご紹介
Maxieさんは、TwitterでもYouTubeでも情報発信をされているので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
ドイツビールが好きな方には、特におすすめですよ🍻
ドイツ語を習いたい人も、オンラインでプライベートレッスンを受けられるのでご興味があれば^^!!
- Twitter:@germanintokyo
- YouTubeチャンネル:German in Tokyo(Osakaなう)
- ドイツ語会話:プライベートレッスン
はじめに、Maxieさんは英語をどのように学んできたのかを教えていただけますでしょうか?