反響多数の英語著書作者おすすめのオンライン英会話活用方法

オンライン英会話について「金沢優さん独占インタビュー」

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今回、ご縁があって「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」の著者である金沢優さんに、インタビューをさせていただきました。

金沢さんは、英会話講師であり、小説家でもあります。また現在、多方面で講演会などもされています。

インタビューをさせていただいた経緯として、金沢さんの著書を読み、とても感銘を受けたことがきっかけです。

もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか

その後、金沢さんが定期的に勉強会を開いているのを知り、さっそく参加させていただきました。

そこで、長年オンライン英会話をやられていたということを知りました。

後日、「オンライン英会話での英語学習などについて、お話を聞かせいただいてもよろしいですか?」とお伺いしたところ、こころよく引き受けてくださいました。

オンライン英会話のおすすめの活用方法についてや、金沢さん自身の英語に対する思いなど、とても参考になるお話をたくさん聞くことができました。

こんな方におすすめ
  • 使える英語を身につけたい
  • オンライン英会話をはじめようか考えている
  • オンライン英会話をやっているがなかなか効果を感じない
  • 外国人講師に一方的にしゃべられてしまう
  • オンライン英会話レッスンがマンネリ化している

ぜひ、参考にしてみてください^^

金沢優さんのご紹介

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まずは、金沢優さんについてご紹介させていただきます。金沢さん、よろしくお願いします^^
金沢さん
はじめまして。英会話講師・作家の金沢優と申します。経歴などはこちらになります。よろしくお願いします^^
石川県生まれ。上智大学法学部国際関係法学科卒業。
大学在学時、大手英会話スクールに数年間通ったものの、話せるようにならず、挫折を味わう。
卒業後は日本テレビ報道局やNHKなどの番組制作に携わったあと、NHKのラジオドラマにて、脚本家としてデビュー。
その後、塾講師として教育業界に転身。
しかし、子供たちから「英語を話せるようになりたい」との要望を受け、再び英会話と向き合うことに。
そして、偶然出逢った英会話教室の「英語で考える」という教え方に惹かれ、悩んだ末に塾をやめ、再びイチから英語を学び直す。
それから数カ月後、そのスクールの教室長として、英会話講師デビューを果たす。
その後、大手英会話スクールに移り、大手企業の英語・TOEIC研修やセミナーの講師を務めつつ、霞が関にて官公庁職員への語学研修の責任者を担当する。
しかし、日本には英語を話せるようになるための「物語」が必要であると感じ、「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」の元となる脚本を執筆。
それが「第31回シナリオS1グランプリ」に入賞となり、2017年に小説として幻冬舎メディアコンサルティングより刊行される。
将来の夢は、英語を話せるようになるため「だけ」に、日本人が留学に行く時代にピリオドを打ち、時代を一つ先に進めること。

Twitter:@eigo1201
Instagram: yukanazawa1201
note:https://note.mu/yukanazawa

《著書はこちら》

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それでは、さっそくお話を聞いていきたいと思います!

オンライン英会話はDMM英会話を利用

DMM英会話

ーーオンライン英会話は、どこのサービスを利用し、どのくらいの期間やられてきましたか?

DMM英会話を利用してきました。期間は4〜5年ほどで、ほぼ毎日レッスンを受けていました。

ーーDMM英会話をえらばれた理由を教えてください。

DMM英会話は、世界各国に講師がいて、さまざまな英語を聞くことができるからです。

また、東南アジアや南米、ヨーロッパの人と「英語」という言語をとおして、自分の経験を伝えられるという点に、「英語」の必要性や魅力を再認識することができました。

ちなみに、DMM英会話では、英語のネイティブ講師を選べるプランとノンネイティブ講師のみのプランがあります。

60か国の講師陣とマンツーマン!

オンライン英会話だけに依存してはいけない

私が、これまでにDMM英会話で受けたレッスンの合計時間は「41025分」です。

DMMレッスン時間合計

それでも、おおまかに日数に換算すると28日と、1ヶ月にも満たないんですよね。

4〜5年、毎日やっても28日。

この数字をみてわかるように、国内でオンライン英会話で毎日レッスン(オンライン英会話は1日25分レッスンが基本)をしても、それは現地に住んで英語で生活する量にくらべると、残念ながら、ほんの微量でしかないんです。

だからこそ、オンライン英会話レッスンだけに依存せず、いかに「自分でも勉強する時間を確保するか」がカギを握っていると思います。

オンライン英会話は「英語力をキープする」ところ

オンライン英会話について

ーーオンライン英会話での効果はどう感じていますか?

効果的なものは、正直に言ってしまえば「今の英語力をキープするようなもの」という感じです。

結果としてですが、オンライン英会話の中で英語力が上がっていく実感は、あまりありませんでした。

逆にいうと、やはり結局、日々毎日どれだけ「自分で英語学習をやっているか」がすごく重要ということ。

具体的には、「どれだけリーディングをしたか」、「どれだけ口を動かしたか」などです。

そういったところで、自分の英会話力は伸びていったかなという実感があります。

ーーオンライン英会話だけでは、英語力の伸びはなかなか感じれらなかったということですね。

正直、そこだけでは伸びていかないような気がします。

私は、オンライン英会話のレッスンは、「試合」のようなものだと思います。

試合をこなすことはムダとはいいませんが、そのうち惰性でつづけていってしまう危険性もはらんでいます。

結局、「今日は楽しかったな」、「今日はうまく話せたな」という使い方だと、そのうちメリハリもなくなり、オンライン英会話での学習に対する停滞期がおとずれる可能性が高い。

そのため、試合感を失わない程度にはなるけど、英語学習全体をオンライン英会話だけに求めてしまうと、確実に挫折すると思います。

オンライン英会話でのレッスン中、ただ聞いているだけ、ただひと言返しているだけ。

そういう方も、けっこう多いんじゃないでしょうか。

それでは結果として、オンライン英会話では英語力向上を感じないまま終わってしまうんではないかな、というのが私の正直な意見です。

恐れずにオンライン英会話にトライして欲しい

オンライン英会話を恐れずにトライしてほしい

ーーオンライン英会話をはじめたキッカケはなんですか?

オススメされて、ためしに無料体験をやってみたんですね。それで、思った以上にかんたんだなと。

これまでに、いろいろな方とお話をしてきてひとつわかったことがあります。

それは、意外にオンライン英会話をはじめるハードルがけっこう高いということ。

オンライン英会話のレッスンに対して、踏み出す一歩目がとても「こわい」という方が、思った以上に多いです。

ですが、そこは恐れずに多くの方にトライはしていってほしいなと思っています。

ーーたしかに、私もいちばんはじめはすごい緊張して、かなり勇気がいりましたね。

そこで、どうしてもこわくて一歩踏み出せないという人に伝えたいことがあります。

通学型英会話スクールですと、教室内で講師と対面でのレッスンになるので、その場から逃げられません。

しかし、Skype(無料通話アプリ)などを使うオンライン英会話では、パソコンやスマホなどの画面越しでのレッスンです。

ですので、もしも自分に合わないと感じたら、早くレッスンを切り上げても大丈夫、ということです。

そういった部分では、オンライン英会話でのレッスンは、通学型英会話スクールの教室でのレッスンほどのハードルの高さはないと思います。

実際に、オンライン英会話でのレッスンで、私は今までいろいろな国のたくさんの講師に会ってきましたが、不快な思いをしたことは、ほとんどありませんでした。

ほとんどの講師が、英語を教えること、話すことが大好きな方ばかりでした。

まずは、おもしろ半分でもいいからやってみてもいいんじゃないかなって思います。

やらないかぎりは、何もはじまらないですし。

オンライン英会話は、無料体験できるところも多いので、とりあえずやってみた方がいいかなとは思っています。

オンライン英会話をもっと活用できれば強みになる

 

オンライン英会話で学習

ーーそれでは、オンライン英会話のメリットとデメリットについてお聞かせください。

オンライン英会話をやっていて感じたメリットは、以下のようなところです。

  • 手軽にできる
  • 毎日レッスンが受けられる
  • 英語学習の習慣化ができる
  • 自宅でできる
  • 通学型英会話スクールなどにくらべて料金が安い
  • 講師が空いていれば、すぐに講師のチェンジができる

そして、オンライン英会話でデメリットと感じたのは、このような感じでしょうか。

  • パソコンやスマホなど、画面越しでのレッスンなので臨場感がない
  • お手軽ゆえ、学習への強制力がよわい
  • 画面越しで教材を見るので物足りない

インターネットを通して、パソコンなどの画面上での教材というのは、どうしても物足りなく感じてしまいます。

目の前に教材があって、講師と生徒の間で教材を共有して、「ここはこうだね」って指をさされながらの方が教わっているという感じが強いです。

英語を教える外国人講師

そういう意味では、逆に通学型英会話スクールの強みはそこにあるかなと思っています。人間的な付き合いが、リアルに感じられるのは大きなメリットかなと。

さらに、しっかり「会話をしている」という感じになること。

講師とリアルに対面でレッスンを受けることで、コミュニケーションをしっかり取れていると感じられることは、通学型英会話スクールの大きな強みです。

また、もうひとつの通学型英会話スクールの強みは、日本人講師やスタッフがしっかりとカウンセリングをしてくれることででしょうか。

英語学習において、かならずついてまわるのが『孤独感』です。

ネイティブ講師ですと、なかなかこの悩みはわかってくれないですから。ですので、そういう悩みの相談はレッスン中にはなかなかできない。

英語学習をすすめる中で、ひとりで悩むことがよくあるケースなので、その点をしっかり相談にのってくれる、解消してくれるというのも強みだと思います。

ーーオンライン英会話だと、その部分では通学型英会話スクールに対して、少しおとってしまうということですか。

はい。また、オンライン英会話は安いという反面、かんたんにやめてもいいやって感じになりかねないです。

ほとんどのオンライン英会話サービスでは、契約が毎月更新なので、今月はいいやとなると英語学習を習慣化することができない。

そうであれば、通学型英会話スクールに一括でドバンっと30万とかを払った方が英語学習に強制力が生まれるので、「頑張らなきゃ」という気持ちにはなりますよね。

ですので、オンライン英会話はメリットである「安くお手軽」な面が、「かんたんにやめることができてしまう」という点で、「英語学習の習慣化」にいたらない要素になりえます。

ただ、英語を身につけるうえで毎日習慣的に英語で話をした人(口を動かした人)が最終的には勝る。

ですので、今後、オンライン英会話をもっと活用できるようになれば、英語学習者の大きな強みになると思います。

ーーオンライン英会話では、英語を毎日使える環境をつくれるという意味で、英語を話すことの習慣化をしやすいということですね。

そうです。なにより通学型英会話スクールと比較すると、オンライン英会話はダンゼン料金が安い。

ですので、オンライン英会話であれば英語学習を数年かけても、経済的に大きな負担なく長続きして取り組めます。

そこは、オンライン英会話の大きなメリットです。

とくに、「ある程度すでに英語を理解している方」、「あとは場数だけ勝負だ」という方には、オンライン英会話はすごくおすすめです。

オンライン英会話を始める前に基礎の文法や単語は身につけるべき

オンライン英会話を始める前に身につけておくべきこと

ーー英語学習初心者の方が、オンライン英会話を始めるにはどこまで準備しておくべきだと考えていますか?

ひと通り文法は学んで、基本的な名詞などを知ったうえでやらないと、一方的に講師に話されて終わる可能性が高いです。

講師が、ほとんど話してレッスンが終わってしまい、わからなくても聞けない、質問ができないという問題が起こります。

ですので、少なくとも疑問文はつくれるようにしておくべきですね。

疑問文を口に出せる状態ではじめないと、講師の方をとめることができずに、一方的に話されてしまう。

ーー講師に対して、疑問文を使って質問を投げかけられる力をつけてからはじめた方が理想的ということですね。

まず、頭の中に文が描けないのであれば、きびしいかなと。

ですので、まずは中学3年生までの文法はしっかり頭にいれておくこと。

あとは、基礎的な単語力を身につけてからオンライン英会話を英語学習にとり入れた方が効果はあると思います。

たとえば、まったくの知識ゼロ状態で、アラビア語のレッスンを受けても意味がないというのと同じです。

ーーこれまで日本では、基本的に中学、高校と少なくとも6年間は英語を学んでいます。もちろん人によってレベルは違うとは思いますが、それでも基礎はもう一度固めてからの方がいいということですね。

もう一度、基礎的な文法と単語のブラッシュアップは絶対にした方がいいです。

ーー自分の現状の英語レベルがわからない方も多いと思います。そこで、オンライン英会話で体験レッスンを受けてみて今のレベルでどれだけ英語でのやりとりができるか、というのを確かめてみてもいいですよね。

そうですね。そういう意味でも、まずは体験をしてみて自分の現状のレベルを知ることは大切です。

オンライン英会話では写真などを活用するのがおすすめ

ーー金沢さんおすすめのオンライン英会話の活用方法を教えていただけますか?

まず、会話の基本は、「何が起きたのか」、「何を伝えたいのか」。

人にものを伝えるときには、場面を頭に描いたりだとか、話を聞いたときに場面を頭に描いたりだとかをすることが、私は言葉かなと思っています。

たとえば、「そろそろ桜が満開ですね」と言ったら、頭にその場面がパッと浮かんでくる。

桜満開

では、なぜそうなのかというと、私たちは場面を頭に思い描きながら会話をしているということ。

ですので、オンライン英会話ではフリートークレッスンをえらびます。

そして、いろいろな絵や写真などを講師の方にチャットで送り、それを一緒に見ながらレッスンを受けるようにしています。

たとえば、「いま、彼が何をしているのか」というのを、講師と一緒に見て語る。

オンライン英会話で活用する写真

この方法のいい点は、一方的に講師の方にしゃべられるってことがなくなること。

あと、先ほど伝え忘れましたがオンライン英会話のもう1つのデメリットとしては、顔だけしか見れないということ。

顔だけをみながら、パソコンなどの画面越しでレッスンをしていると、人間はしぜんと「かんたんなこと」、「知っていること」しか言わなくなってしまう。

たとえば、「I like listening to music.」とか、そんな感じですね。

それで、「What kind of music do you usually listen to?」とか講師が聞き返してくる。

そこで、「I like Japanese pop music.」と返しても、もし講師が「Japanese pop music」を知らないと、そこで話が止まってしまったりする。

なにが言いたいかというと、講師と生徒の2人のあいだで共有しているものが少なすぎるということ。

ただ、現地に行ったらちがうんですよね。

たとえば、どこかへ留学したとします。

すると、2人の間で共有しているリアルな場面が目の前にでてきます。

その共有しているリアルな場面の中であれば、「ここはこうだよね」、「英語で言ったらこうだよね」みたいなやりとりができる。

例としては、日常の生活の場面で「Pass me the salt.」とかですね。

オンライン英会話レッスンで講師に送る食卓の風景の例

これで塩を取ってくれっていう意味になるんだな、とか実際の生活の中から学べる。

そういうようなことを、一緒に場面を共有しながらして、言語は学ばれていくと思っています。

日本語の場合も同じで、同じ場面・空間にいたからこそ、

「これってとんかつソースっていうんだよー」
「とんかつソース取ってー」
「取ってくれたら、ありがとうっていうんだよー」

というように、言語はリアルな場面の中で学んでいくことが望ましいですね。

モンゴル人力士が日本語がうまくなるのは、【寝食をともにする】というところ。そこに、語学の習得のヒントがぜんぶ詰まっているのかなと考えています。

では、それをオンライン英会話を利用して打開するにはどうすればいいか?

まずは、写真や絵を送って、講師に「What is he doing now?」とたずねる。

オンライン英会話レッスンで送る写真の例

それで自分だったらなんていうかなーと考える。

たとえば、「He is doing a victory pose.」でこれで、「victory pose」っていうんじゃなかったけ? と聞いてみる。

すると、講師が「Yes. You can use like this, but in English , we can say he is striking a victory pose.」だよ、と教えてくれる。

「strike a pose」でポーズを決めると。

そこで「あっ、そういう表現ができるんだ」と学んでいく。

ーーオンライン英会話レッスンでは、イメージを共有しながらという学び方がおすすめということですね。

はい。そうすると講師の方と場面を共有できます。

この方法ですと、「自分で教材をつくれる」というメリットがあります。

今日は、これについて話そうかなと考えたりして。

たとえば、自分の日常生活の中を切りとり、写真に撮って講師に送ってみて「What do you call this in English?」

オンライン英会話レッスンで送る写真の例

と聞いたりして、これってなんていうのかなーと。意外と、身近にあるものを英語でパッと言うことがむずかしかったりしますからね。

また、Skypeですとレッスンを録画ができるので、オンライン英会話レッスンを録画をして、復習に使うというのがわたしのおすすめの方法です。

録画のもう1つメリットは、レッスン後に、聞き逃したところもまた聞き直せること。

これは、オンライン英会話レッスンでしかできない。通学型英会話スクールではできないことですね。

個人的には、とてもおすすめの方法です。

今後、DMM英会話では、Skype不要の独自システムでレッスンが受けられるようになるそうです。
じっさい、レアジョブ英会話では、すでにSkype不要の「レッスンルーム」という独自システムを使ってレッスン受講できます。そうなると、この録画の方法は使えないかもしれません。
しかし、しばらくはSkypeでもレッスンはできると思います。(レアジョブ英会話でも、Skypeでのレッスンは今でも可能です)
レッスンを録画したいという場合は、あえてSkypeで受けるという方法もアリです。

ーーとても効果のありそうな学び方ですね!ちなみに、オンライン英会話サービスの中にある教材を使ったことはありますか?

ニュース記事を読み合うみたいな教材で、レッスンを受けたことはあります。

そのような教材を使って、文字を通してのレッスンもいくつかやりました。

しかし、あまりおすすめではないです。

ある講師の方が言ってたんですが、「日本人はTOEICのレッスンとかそういうものばかりを選んでくる。それもいいかもしれないけど、なんかそれでいいのかなって思ってます」という方がいました。

正直、ネイティブ講師の方は、特に文法の説明ができないことの方が多いです。

「だって、こうだもん」という感じで言われてしまうことが多い。

TOEICの勉強などで、講師の方に文法の解説を求めても、あまり期待しすぎてはいけないのかなと思います。

そもそも、文法用語をお互い知らなかったりします。名詞だとか、分詞だとかを英語でどう言うか知らない。

ですので、「文法の知識」は、あらかじめ自分でおさえておくことが大切。

オンライン英会話でのレッスンでは、こういう言い回しが「実際に使われているのか」、「英語的にナチュラルなのか」というのをたしかめるということが大事で、いちばん効果的な使い方です。

英会話力を伸ばすにはとにかく口を動かさないといけない

英会話力を伸ばすために必要なこと

ーー英会話力を伸ばすためには、具体的にはどのようなことをしたらいいのでしょうか?

たとえば、歌で考えてみます。

邦楽の中で、今までにおそらく1000回以上聴いているものがあります。

ただ、日本語でさえこれだけ聞いたりしてきても、「今から歌詞を正確に言ってみてください」と言われてもサビのすこしだけしか言えない。

つまり、言語をただ「聞いて覚える」に依存するのはムリがあるのかな、と。

たとえば、学校の授業で先生が言ってたことなんてほとんど覚えていないですよね。全部流れてしまっている。

では、どうすれば歌詞を覚えられるか。

まずは、歌詞を読んで、それで何回も歌わなきゃいけない。

それは、何回も繰り返し口を動かすということ。それが、いちばんベストな覚え方です。

口を何回も動かした反復回数のすえ、覚えられるのかなと思います。

「聞く」と「話す」は根は一緒かもしれないですけど、鍛えるとしたら別々の筋肉だと私は思います。

それで、どっちが大事かって言われるとどっちも大事。どちらも同じくらい時間をかけたほうがいいですね。

ーー口を動かすのは、英語学習ではありきだということですね。

口を動かさないと、言葉は話せるようにはならないです。聞いているだけでは、ただ聞いて流れていくだけです。

英語は「文字」だけからではなく、「イメージ」から学ぶ

英語はイメージを通し学ぶ

ーー英語を身につけていくうえで、心がけるべきことはどういったことがありますか?

まず、結論から言いますと、英語と日本語は距離が遠すぎます。正直、相性がわるすぎます。

だから、「英語→日本語」、「日本語→英語」にするっていう過程をたどると、私たち日本人には負荷が高い

それならば、英語ネイティブの方たちは「どうやって英語を話しているのかな」というのを考えた方がはやいです。

日本語を話せるようになった過程として、たとえば「桜が満開だよ」というのは、どうやって覚えたのか。

それは、まず桜を「見て」、これが桜っていうんだというのを「覚える」。

桜満開

そして「満開だ」というのは、こういう状態なんだというのを「見て覚えて」、そこに合わせて「口を動かした」っていう過程があります。

では、英語で「桜が満開です」が「The cherry blossoms are in full broom.」だとしても、その絵(イメージ)をじっさいに見ていないとなかなか頭に描けない。

じっさいに、その場面に出会ったときに英語ですぐにこの文が出てくるか。

逆に、この文を英語で聞いた時に、そのシーンがパッと頭に思い浮かぶかどうか。

おそらく、多くの日本人は思い浮かばないんじゃないでしょうか。

なぜなら、おもに文字だけで英語を学んでるきているから。

ですので、英語を身につけていくためには、できるかぎり実際にその場面を「見る」、「口を動かす」、「聞く」という、この反復作業をしないといけない。

これまでの義務教育の中では、6年間こういうやり方をほぼやってきてないですから、できるかぎりそれを自分でやっていかないといけないです。

今では、YouTubeとかいくらでも英語を学べる材料はたくさん身近にあるので、使わない手はないです。

いつまでも、教科書の文字を訳しているだけでは、英会話力でみると6年間ですごい差がついてしまいます。

おすすめの市販教材はイメージ(絵)と一緒になっているもの

英語教材はイメージのあるもの

ーーオンライン英会話だけに依存するのではなく、自分で学習することが大切とのことでした。そこで、自己学習するときなどに、おすすめの市販の教材を教えていただいてもよろしいですか?

勉強会やブログでもオススメしているのですが、基本はイメージ(絵)と英語が一緒になっているものをベースにやった方がいいです。

以下の3つはオススメです。

  1. Oxford Picture Dictionary
  2. The Sesame Street Dictionary
  3. 絵で見る英語

ーーでは、おすすめの文法書はありますか?

私の文法のベースは、大学の受験英語です。ですので、これといった市販の文法書は使っていません。

ただ、今では大学受験レベルの文法をがっちり固めたことは、よかったのか、わるかったのか自分の中では疑問です。。。

なぜなら、文法をがっちり固めすぎてもよくないこともあると感じたからです。文法的に合っていれば、それが正しいと思ってしまいます。

極端な例ですと、「He is my mother.」

この文は、文法的には合っています。でも、そんなわけがないですよね。

たとえば、日本語から英作文をすると、

「今日バイトがあるんだ。だから行かなきゃ。」は「I have a part time job today,so I have to go.」となる。

しかし、ネイティブに聞くとそんなことは言わないと。

もちろんそれでも間違いではないけど、「I have to work.」だと。バイトなんてわざわざ言わないといってました。

ほかにも、「今何時ですか?」を「What time is it now?」とは言わないと。

なぜなら、「is」でもう現在形が入っているから、最後に「now」を入れる必要がない。

そして、時間をたずねる時は「Do you have the time?」などを使う。

このように、日本語から英文法的にきれいにつくったらこうなるよ、というのが実際には使われてないということが多々あります。

ですので、文法もがっちり固めすぎてしまうと、海外の現地でリアルに使われている「くだけた」、「学校で習ってきた文法を無視した」文章の理解ができなくなってしまう、という弊害がでてきてしまいます。

日本語でも、それは「カ行変換活用だから」とか、すごい考えながら話しているわけではないですよね。

文法をガチガチに固めてしまうと、「文法的に合っているかどうか」というのを絶えず気にしないといけなくなってしまいます。

日本語でも、「全然大丈夫」という文法はまちがっていますが、ふつうに使われています。

こういうケースが言語にはたくさんあります。

ーー確かに海外で出会った方で、ネイティブであっても、文法的には正しくない英語を使っている方はいましたね。

言葉は生き物であるかぎり、ルールとしてがっちり学びすぎるのはあまりよくないと思っています。

ですので、文法をがっちり学ぶことは、いい点もあれば、わるい点もあるかなと。

ーー英語力を上げるうえで、文法はベースとしては必要だけれども、ルールに従いすぎても、、ということですか。

文法はある程度おさえたら、いろいろなものをドンドン読んで聞いて話して、っていう次のステージをやっていかないといけない。

そうしないと、英会話をするうえでの筋肉がガチガチになってしまいます。

しなやかな動きができなくなるというイメージですかね。

ーーでは、リーディングではどんなものを使っていましたか?

洋書の児童書は、けっこう読んだりしていました。

海外の子どもが読んでいる、「MAGIC TREE HOUSE」といわれる海外の児童文学が多かったですね。

TOEICスコア満点ちかくとっていても話せない人がたくさんいるのが現実

TOEICで高得点が取れても話せない現実

ーー日本では、TOEICスコアが就職などに有利になるということでテストを受けている方も多いですが、そのことについてはどう思いますか?

あくまでも、TOEICは英語力がどれくらいなのかとはかるものであり、そこを目指してしまうと、それだけしかできないような人が生まれてしまいます。

何年も英会話教室にいましたが、TOEICスコアで高得点はとれても、まったく話せないという人たちをたくさん見てきました。

残念ながら、TOEICを満点ちかくとっていても、英語を話せない人がたくさんいるのが日本の現実です。

そして、そういう人たちにスポットライトが当たっていないんです。

「TOEICスコアは高いけど話せない」という人の方が、圧倒的に多いと感じています。

だから、そこに全員がはしるのは悲劇しか生まないのでは、と思ってしまいます。

英語学習のゴールはそこではないので。

ーー金沢さんの考える英語学習のゴールとは、どこになりますか?

世界の人と、英語をふつうにつかって自分の経験をつたえられる。音にのせて。

それが、私の考える「ゴール」です。

「TOEIC何点あるよー」っていっても海外の人にはわからないですからね。それで、英語を話せなかったらなんだコイツってなりますから。

結果的に、損をするのは自分ですし、その時に気づいても残念ながら遅いです。英語が話せるようになるには、数年かかりますから。

そういう「ヤバい!」っていう瞬間に、すでに多く出会ってるわけですからね。

それで、3年前になんでそれをはじめなかったのかっていう後悔につながってしまうのは避けてほしいです。

今から英語の勉強方法を変えて、話せるように向けて一歩ずつ動いて、前に出てほしいなという願いです。

AIが発達しようが、英語学習がいらなくなるとは思いません

コミュニケーションを機会に託していいのか

ーー今後は、AIの自動翻訳などが発達するから、英語を学ぶ必要はないんじゃないという意見もよく聞きますがどう思われますか?

正直に言ってしまえば、個人的にはそんなことをして楽しいのかなと。

なにより、少なくとも6年間は義務教育で英語を学ばないといけない。今後はもっとですね。

ですから、やるからには結果を出さないといけないわけです。

AIがあるからと言って、英語教育がなくなるかというと、きっとそういうわけではないと思います。

学校で、6年間も英語学習をやってきたのに、絶えず自動翻訳機のようなものを持って「英語でのやりとり」というのは、正直、がんばって学んできた知識が意味のないものになってしまいます。

私が、今こうやって本を出したりSNSなどで活動を続けているのは、これまでの義務教育の6年間が失敗してしまってるわけなので、方向性がちがうんだと伝えたいからです。

その方向性を、少しでもいい方向に変えるために今は取り組んでいます。

そして、やはりなにより言葉は生身の自分の声でつたえて、言葉をえらびながら、「ここの時はこうかな」とか、いろいろ考えて相手に配慮をしてあげたりだとか、「please」をつけくわえてとか「will you〜」 を「could you〜」にしたりだとか。

そういうことが、私は言葉の本質なのではないかなと思います。

「相手のために、相手にどう聞こえるかまでを考える」

そこを機械に投げてしまうのは、やはり根底の部分ではわかり合えなくなってしまうのではないかな、という思いです。

ですので、AIが発達しようが私は英語学習がいらなくなるとはまったく思っていません。

英語を学ぶ「やり方」にもっとこだわってほしい

英語の学び方

ーー最後に、これから英語を学ぼうという方にメッセージをお願いします。

むかしは、英語を訳せればよかった。

ただ、いまは訳せてもあまり意味がないです。

なぜなら、正確性はともかくGoogle翻訳で一発で翻訳はできてしまう時代ですから。

今は「聞いて、話す」がゴールでないといけないと思っています。むかしの勉強方法には「聞いて、話す」は、はいっていなかった。

むかしと同じ学び方をしていて、英語を「聞いて、話す」に到達できるかというと、そうでないことは結果を見ればもうわかりますよね。

ですので、英語を学ぶ「やり方」にもっとこだわってほしいです。

みんなと同じようにしていれば、みんなと同じ結果になります。教え方など、時代によって変わるわけですからね。

海外では、英語をこういう教わり方をしていないのに、日本だけで教わるやり方、通用するやり方を続けてきてしまっています。

ですので、国民全体で、今の英語学習を疑ってほしいです。

できれば、私の本を読んでもらって、ちょっとでもこれまでの英語学習について疑問に感じてほしいなという思いです。

tak
ありがとうございました!!
金沢さん
ありがとうございました^^

インタビューを終えて

金沢さんの本を読み、なによりも英語教育に対する熱い思いを感じました。

そして、実際にお会いし、勉強会・インタビューを通して、さらに英語教育に対して熱い思いを持っている方だなとヒシヒシと感じました。

  • 英語にしっかり取り組んできたけど報われなかった人
  • さまざまな英語学習で挫折してしまった人

に光を当てて、使える英語を身につけるためにはどうしていけばいいのか、ということをいろいろな媒体を通して伝えてくれています。

金沢さんのSNSでは、日本語に訳さずに、英語を「イメージ」からとらえて、感覚を身につけていけるように発信されています。

Twitter:@eigo1201
Instagram: yukanazawa1201
note:https://note.mu/yukanazawa

金沢さんの考える英語学習について、より詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの著書を読んでみてください。

tak
ぜひ、金沢さんがお伝えしてくれたオンライン英会話のおすすめの活用方法も取り入れてみてください^^